北豊島中学校・高等学校ではリベラルアーツ教育と英語教育に力を入れ、社会で活躍できる女性の育成を目指しています

学校法人 北豊島学園
北豊島中学校・高等学校

 

〒116-8555

東京都荒川区

東尾久6-34-24

 

TEL.03-3895-4490
FAX.03-3819-3554

 

学校長によるブログ

 
フォーム
 
「和」について(前期終業式)
2016-09-30
終業式では、しめくくりとしての通知票から前期の学校生活をしっかりと振り返り、後期に向けて新たな目標をたてて頑張ってほしいこと、また、その後に「和」という文字についての話をしました。
 
「和」は訓読みでは「なごむ」と読みますが、「日本」を表す意味として「和食、和服、英和辞典」などといった熟語が頭にうかびます。
 
古く中国では日本のことを「倭」という文字で表していました。
たとえば、歴史の授業で「魏志倭人伝」が話題になることがあると思います。
これは、約1700年前の中国の記録ですが、日本を表していたと思われる「倭」という字は、「人が素直に従う」という意味です。
 
ということは、「人に頭を下げてばかりで、全て他人に従っている」、つまり「人」に「委」ねてばかりいるというイメージが念頭にあったのかもしれません。
 
一方、日本ではどうかというと、平安時代頃になると、「倭」の他に平和の「和」も「日本」という意味で使われるようになっていたようです。
 
平安時代に成立した初の勅撰和歌集「古今和歌集」なども、古い写本によってどちらの字も使っています。「和歌」は「やまとうた」、つまり「日本の歌」という意味です。
 
「和」という字の成り立ちは、左の「禾」の部分が戦いの際に軍門に立てる標識を意味し、右の「口」の部分が誓いの手紙を入れる箱を指す。
つまり、「敵対する者同士を和解させる、仲よくさせる」といった意味を持っているのです。
 
日本という国のことを「倭」ではなく、平和の「和」という文字で表すことで、日本という国は「人に委ねている」わけではなく、「敵対することを避け、共に仲良くしていこうじゃないか」という思いを示しているともいえそうです。
 
他に、料理などで使われる「和え物」という言葉でも「和」を使います。「和える」とは「異なるものを混ぜ合わせ、馴染ませること」という意味ですから、熟語でも「調和」や「和解」などがあることからもわかるように、「敵対する者同士を仲よくさせる」といった本来の意味を含んでいるといえそうです。
 
北豊島の校訓「和敬」にも「和」が使われています。意味は、「心おだやかでつつしみ深く、相手を思いやること」です。
 
「和」が、これからのグローバル時代を生き抜くためにも、とても大切な意味を含んだ文字であるということ、そしてそれが「日本」を表す漢字でもあること、そして、本校の校訓にも使われているということ…。
 
何かしら「縁」を感じます。
 
「相手を思いやること」という意味では、その一歩として気持ちよい「あいさつ」が大事ではないかと考えています。校内が、今まで以上に、互いに気持ちよいあいさつで満ちあふれる雰囲気になることを、切に願っています。
 
10月には本校の文化祭(北桜祭)が開催されます。
たくさんの来校者に、「和敬」の「和」の雰囲気が伝わるといいですね。
大いに期待して、当日を迎えたいと思います。
 
 
北桜祭に向けて
2016-09-23
先日、9月21日で前期期末考査が終了しました。
ここ数日は答案返却などが行われており、来週早々にはすべての答案が返却されます。
 
私自身も毎年授業を担当しているため、期末考査の採点や成績処理を行っています。
前期中間考査に比べて頑張った生徒もいれば、少し気が緩んでしまった生徒もいるようで、今回の結果をふまえて、後期の踏ん張り、奮起に期待したいと思います。
 
さて、前期終業式を終えて後期に入ると、学校をあげて北桜祭に向けての準備が本格化します。
しかも今年は、8月末に校庭整備の工事がが終わったため、3年ぶりに全ての施設を利用して北桜祭を行うことができます。
 
北桜祭のテーマは「New steps to our 90th anniversary ~いざ乙女子、我ら~」
「New steps to our 90th anniversary」は、今年が本学園の創立90周年に当たることを踏まえたもので、サブタイトルの「~いざ乙女子、我ら~」は、本校の校歌の一節です。
 
歴史や伝統を踏まえながらも、新たなステップを意識したタイトルになっていて、私としても嬉しい限りです。
 
果たしてどんな北桜祭になるか、今からとても楽しみです。
 
 
JET&留学生 歓迎式
2016-09-02
9月2日、朝の時間を使って「JET&留学生 歓迎式」を第一体育館で行いました。
 
JETは「JETプログラム(語学指導等を行う外国青年招致事業)」のことで、この8月から、新たにカナダ出身の チャン・メロディー 先生にも勤務していただいています。
 
留学生については、昨年1年間スペインからの留学生を受け入れていましたが、今年はフランスからの留学生アナイスさんが本校での留学生活を送ることになりました。
 
まず私が全校生徒にチャン先生を紹介し、その後は生徒会が中心になってアナイスさんの歓迎式を進めてくれました。
 
チャン先生もアナイスさんも、英語と日本語を交えてスピーチしてくれ、全校生徒から温かい拍手で迎えられました。
 
本校では、3名の専任ネイティブ教員(3名ともアメリカ出身)に加え、常勤のJETの先生が2名(イギリス、カナダ各1名)、ネイティブ教員が昨年同様5名体制となります。
 
さらにフランスからの留学生を含めると、北豊島全体が国際色豊かな環境となることは間違いありません。
今後の授業や学校生活の中で、さまざまな刺激を与えてくれることでしょう。
 
左の写真は2名のJETの先生、左がチャン先生、右は昨年から勤務してくれているモリス先生です。
右の写真は、歓迎式の後、アナイスさんと一緒に撮った写真です。
 
 
第二期工事完了
2016-09-01
平成26年7月から始まった新校舎建築工事も、8月末の外構工事、テニスコート整備工事の完了をもって、すべてが終了しました。
 
2年以上にわたって在校生に不自由な思いをさせてしまいましたが、やっとのことで新たな環境が整ったことになります。
 
テニスコートも整備されたことで、テニス部部員たちも、本日から新しいテニスコートを使用することができるようになりました。
 
クラブ活動終了後、部員たちに声をかけると、
「新しいコートで活動できてうれしいです。」
「いつもより楽しく活動できました。」
といった反応が聞かれました。
 
左の写真は、外構工事で新たに北側に作られた通用門。
真ん中の写真は、北側通用門から見た中央棟。
右の写真は、新しいコートで活動するテニス部の様子です。
 
 
テニスコート整備2
2016-08-10
テニスコートの整備も完成間近です。
テニスコートの緑の周りはエンジ色になり、ますますテニスコートらしくなりました(左の写真)。
 
そして今度は、白線を引く作業に入りました(真ん中の写真)。
 
しばらくして、白線を引く作業は進んでいるかなと思い見てみると、もうすっかり完成しています(右の写真)。
 
職人さんたちの、素早く正確な作業には驚かされます。
 
<<北豊島中学校・高等学校>> 〒116-8555 東京都荒川区東尾久6-34-24 TEL:03-3895-4490 FAX:03-3819-3554