北豊島中学校・高等学校ではリベラルアーツ教育と英語教育に力を入れ、社会で活躍できる女性の育成を目指しています

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学校長によるブログ

 
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チンする
2014-09-25
今朝の新聞に国語世論調査の結果が掲載されていて、興味深く読みました。
 
「チンする」、「サボる」、「お茶する」、「事故る」、「パニクる」、「愚痴る」の浸透率(使うことがある、聞いたことがあるの合計)が9割以上、これらのことばは私自身もよく知っていますが、実際に使ったことのあることばは「チンする」と「サボる」ぐらいです。
 
一方、「告る」(浸透率約7割)あたりも聞いたことがありますし、字を見れば意味は想像できますが、自分の中では「若者ことばかな」といった印象があります。
 
他に話題になっていた「きょどる」、「タクる」、「ディスる」に至っては、聞いたこともありませんし、「きょどる」以外の二つは、新聞を読むまで意味も想像できませんでした。これらも「若者ことば」なのでしょうか。
 
ことばは時代によって変遷します。ずいぶん前にはやった「ちょムカ」、「MK5」などといった短縮語は、今となってはほとんど聞かれません。
 
ことばにも流行り廃りがありますが、「ら抜き」ことばのように、誤用から市民権を獲得しつつある表現もあるので、やはり「ことばは生き物」だと感じます。
 
今日の新聞で話題になっていた名詞や外来語に「る」や「する」を付けて動詞にする言い方のうち、どれだけの語が将来にわたって生き残るでしょうか。
 
10年後、20年後になって「そういえば、そんな言い方もしていたな」という程度のことばになってしまうのでしょうか。
 
個人的には、今回話題になっていた浸透率9割以上のことば以外に思いつくものとして、「テンパる」、「ミスる」あたりは浸透率も高く、これからもずっと使われ続けると感じています。
 
国語世論調査では、他に慣用句の使い方、敬語に関する意識調査なども話題になっていました。文化庁のホームページから調査結果を入手して、じっくり読んでみようと思います。
 
 
卒業生からの手紙
2014-09-24
先日、平成23年度に本校を卒業し、現在、中部大学で建築を学んでいる卒業生 L.E.さんから、手紙が届きました。
 
夏休み中には、大学で作った実際の作品模型なども学校に持参くれました(写真をご参照ください)。
この作品は、緑の生命力が街を行き交う人に希望を与え、街のオアシスになるとともに、緑が企業の考え方を示し、社員の誇りになるような「オフィスビル」を提案したものです。以下、手紙の内容をご紹介します。
 
ようやくしのぎやすい季節となりましたが、いかがお過ごしですか。

私は東京でのインターンシップを終え、現在は名古屋の設計事務所で仕事のお手伝いをしながら実務的なことを学んでいます。
 
来週からは後期の授業が始まるため、履修科目を決めたり、教科書を買い求めたりと、慌ただしくも充実した日々を送っています。
 
さて、私の作品のデータをDVDに焼きました。写真だけでなく、PDFの図面やプレゼンシートも焼いたので、どうぞご覧ください。
 
学校に寄贈した作品は、建築の輝かしい一面のみを映したスクリーンのようなものです。反対を見れば、現場で血のにじむような努力をして下さっている職人さんがいらっしゃいます。
 
授業でもキラキラして楽しそうなものもあれば、歯を食いしばりながら関数電卓をたたいたり、法令集を引かなければならないものも多くあります。
 
作品は氷山の一角です。キラキラに憧れて大学に入学しても、海面下にある見えない部分も必ず学ぶことになります。「こんなはずではなかった…」と、私の作品を見て大学に入学した学生が希望を失うことがないように、現実的なレポートや現場のデータ、また、作品を作っている作業風景写真も焼いておきました。こちらもぜひご活用ください。
 
大変なことも多いですが、とてもやり甲斐があります。私の作品が、高校生や中学生、そして小学生にとって、建築を知るきっかけになり、少しでも興味を持ってもらえたら、私もうれしいです。
 
これからの季節、朝夕冷え込みがまします。お体にお気をつけください。
 
 
北桜祭(2014年の場合)
2014-09-20
今年の北桜祭のテーマは「Memories of our youth ~青春の思い出~」です。

在校生にとっては、青春真っ只中、まさに今の中高生活そのものが「~青春の思い出~」ですね。
大人になっても色褪せない、素晴らしい思い出たちを心に刻んでほしいと願っています。
 
私自身はといえば、中学時代は「野球漬け」の3年間でした。
「元日」以外は必ず練習がありましたし、家に帰ればくたくたです。
家では、テレビも電話(黒電話)も一家に一台の時代ですから、楽しみはラジオやカセットテープを聴くことぐらい。
 
本も好きでしたが、部活の練習で疲れていたので、読み始めるといつの間にか寝てしまいます。
電気をつけたまま寝てしまうので、いつも母に叱られていました。
 
その甲斐(?)あって、中2の時、野球部は神奈川県大会で優勝しました。
私はもちろん補欠です。中3の時、生徒数が多くて二つの中学に分かれてしまい、顧問の先生も異動したため、一気に弱くなりました。(中3の時はレギュラーだったのですが…)
 
今年の北桜祭は、創立90周年記念の新校舎建築工事に伴い、残念ながら「縮小実施」となります。
例年と同じ規模で実施できないとあって、それぞれの団体で「物足りなさ」を感じるかもしれません。
 
ただ、生徒たちも、一生懸命準備に取りかかってくれています。
縮小実施である分「中身」を充実させて、「ギュッと詰まった濃い」北桜祭にしていけたらと期待しています。
 
 
青春とは
2014-09-19
本日で前期期末考査がすべて終了しました。
本校は二期制のため、9月末に前期終業式を迎えます。
新入生にとっては、初めて成績通知票が交付されるわけです。
 
また、高等学校通信制課程では、前期卒業式が今月下旬に行われます。
その式辞を考えている時、ふと、アメリカの詩人S・ウルマンの「青春とは」という詩の一節を思い出しました。
 
「青春とは、人生のある一定の期間をいうのではなく、心の状態をいうのだ。」
 
で始まるこの詩を初めて読んだ時、衝撃を覚えたことを今でも思い出します。
 
「年を重ねただけで人は老いない。理想を失った時、初めて老いはやってくる。」や、
 
「人は信念とともに若くあり、疑惑とともに老いる。
 人は自信とともに若くあり、恐怖とともに老いる。
 人は希望とともに若くあり、失望とともに老いる。」といった部分も印象的です。
 
この詩を読んでからは、「今でも青春を謳歌している」と、苦笑交じりではありますが言えるようになりました。
 
「病は気から」とは言いますが、「青春」も「気から」なのかもしれません。
 
 
とある塾の先生との懇談
2014-09-13
昨日、塾の先生がお二方、午前と午後に来校されました。
お二人の先生と話しているうちに、本校のように小さくてアットホームな雰囲気の学校に合うようなお子さんが通っている塾なんだということが感じられました。
 
説明会などでは、規模の大きいマンモス校がお嬢様に合っているのか、本校のようにこぢんまりした環境が合っているのか、偏差値やデジタルデータだけでなく、中身をしっかり見極めて学校選びをして欲しいと、常々お話ししていています。
 
なぜなら、中学や高校は「入学がゴール」ではないからです。
もちろん、大学だって「入学がゴール」ではありません。
本校の卒業生の中には、最近でも、小さな女子大を卒業して大手都市銀行に就職したり、難関大学とは言われない大学から大手航空会社の客室乗務員に正式採用されているのです。
 
そうした卒業生からは、「北豊島に入学してよかった。大学選びでも、親身に相談に乗ってくれた。」といった感謝のことばが聞かれます。
一教員として、これほどうれしいことはありません。
 
卒業生たちの話からは、「アットホームな雰囲気」、「少人数制の利点」、「友人同士の関係の良さ」などが共通して話題になります。
 
まさに、マンモス校ではない、こぢんまりした環境に合っていたことを象徴するものだと思います。
大切なことは、「自分に合った環境」でしっかり学び、「自分の強み(=長所)」を自覚して伸ばすことができ、「自分が活躍できる」場を見つけることだと確信しています。
 
来校された塾の先生方とお話ししていて、改めて本校の「良さ」に今後も磨きをかけていかなければと実感しました。
 
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