北豊島中学校・高等学校ではリベラルアーツ教育と英語教育に力を入れ、社会で活躍できる女性の育成を目指しています

学校法人 北豊島学園
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学校長によるブログ

 
フォーム
 
蚊、蚊、蚊、蚊…。
2014-09-04
正岡子規、助六、小泉八雲、小林一茶…。
 
昨日(3日付)の新聞のコラムは「デング熱」に関するものばかり…。
そして、蚊が媒介する「デング熱」の話題に入る「枕」としての話題は、読売「編集手帳」が正岡子規、朝日「天声人語」が助六、産経「産経抄」が小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)、2日付の毎日「余録」は小林一茶という具合です。
 
代々木公園から端を発し、全国規模にまで広がりつつある「デング熱」。
それぞれの新聞社とも、さまざまな話題を引き合いに出していますが、読み比べると実に興味深く、面白いものでした。
 
とくに正岡子規は、病床で蚊の攻撃に困り果て、自身の『刺客蚊公之墓碑銘』で
「汝(なんじ)の一身は総(すべ)てこれ罪なり」とまで書いているそうです。
 
また、小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)は、蚊が苦手だったようで、
「ブーンとやってくるその声には、やがて襲撃するその痛みがどんなたちのものであるかを、前もって知らしておくぞといった、刺すような音色がある」(『怪談』「虫の研究」平井呈一訳)と記しているそうです。
 
8月下旬、自宅周りの草むしりをするのに、昨年の反省を生かして長袖・長ズボンで約30分がんばりましたが、いやはや、蚊はやっぱり強敵です。
あの「ブ~~ン」には、私もずいぶん悩まされました。
 
手足は大丈夫だったものの、顔面を何ケ所も刺されてしまったのです。とくに額は5ケ所以上…。軍手をしていたので、近寄ってくる蚊を振り払いながらやったのですが、まだまだ甘い…。かゆくて鏡を見ると、なんとも悲惨な顔でした。
 
コラムを読んで、正岡子規や小泉八雲の気持ちがよくわかるような気がしました。
その後、高熱が出なかったことが、今となってみればせめてもの救いです。
 
 
卒業生来校
2014-09-03
今年3月に卒業した2名の卒業生が遊びに来てくれました。
 
二人とも華道部員だったので、クラブ活動の様子も見学したそうです。
大学生活は楽しいけれど、通学が大変とのこと、一人は2時間、もう一人も1時間半かかるそうです。
 
「大学生活は楽しいだろう? 先生も、もう一回、大学生になりたいくらいだよ」と言うと、
「大学は楽しいですが、中高時代がやっぱり一番ですね。」と口をそろえる二人。うれしいことを言ってくれます。
 
大学での勉強の他に、サークル活動や、塾講師や地元のお店でアルバイトもしているそうで、毎日が充実している様子がうかがえました。
 
二人は大学も学部学科も別々ですが、こうして時間を合わせて遊びに来てくれるというのは、とてもうれしいものです。
 
一人は、「教職課程をとるつもりです。できれば、北豊島で教員をやりたいです。」と、またまたうれしいことを言ってくれました。
 
写真は、卒業時の担任といっしょに校長室を訪ねてくれた時のものです。
 
 
平常授業開始
2014-09-02
今日から平常授業が始まりました。
在校生にとっての平常授業開始は、私にとっての平常授業開始でもあります。
 
さっそく本日、高3「漢文演習」の授業がありました。
センター試験の過去問の演習がメインですが、重要な基本句形の小テストは毎回行っています。
重要事項・基本事項の反復は、大学入試に向けての学習においてはとても重要なのです。
 
授業開始時には、今後の授業の進め方や入試本番までの心得なども話しました。
さすが高3生、明らかに夏休み前とは目の色が変わっていました。
 
今後は入試問題の演習中心となるので、問題との相性で、生徒も一喜一憂することが多くなると思います。
今まで積み重ねてきた「力つけるための学習」が、確実に一人ひとりの実になっていることを信じ、腰を据えて前向きに取り組んでほしいものです。
 
ここから先は、学習の量だけでなく、気持ちの部分も成果や結果に大きく影響します。
私も「かげ」ながらフォローしたいと思っているので、授業で教えていない生徒にも声をかけていきます。
ガンバレ、高3生!
 
 
全校集会
2014-09-01
今日の全校集会では、夏休み中の成果に関する表彰をして、その後、3つのことを話しました。
 
一つ目は、新校舎建築の工事について。古い校舎の解体工事が程終了し、今後は新校舎建築に向けての工事が本格的に始まるということ。
生徒の安全第一を念頭に行われるものの、今後も不自由や不便を感じることが多々あると思いますので、生徒たちには申し訳なく思っています。
 
二つ目は、「防災の日」について。9月1日が防災の日であることは多く生徒が知っていますが、いざ災害が目の前に迫ってくると、人はなかなか冷静に行動できないことを、新聞に載っていた高校生の投書を例に話しました。災害時の「防災グッズ入り避難袋」も地震を想定したものが多く、そう言われてみれば…と、私自身も改めて考えさせられました。
 
三つ目は、「実りの秋」について。何をするにも絶好の季節であるという感覚から、「芸術、スポーツ、読書、勉強、食欲…の秋」と、さまざまな言い方をします。とくに高3生にとっては進路決めるためのラストスパートに入る時期にもなります。受験勉強にも実が入ると思いきや、弱い自分が現れることもしばしば…。自分自身との戦いに打ち克って欲しいと、エールを送りました。
 
全校集会後は、スペインからの留学生の歓迎会が生徒会主催で行われました。留学生は全校生徒を前に、立派な日本語で挨拶をしてくれました。期間は1年間の予定ですが、日本には大変興味があるとのこと。
 
在校生には、たくさんの日本語や、日本のことなどを教えてあげて欲しいですし、留学生からスペインのこともたくさん学んでほしいと願っています。しばらくは、コミュニケーションをとるにも英語が必要かもしれませんね。私もがんばります。
 
 
中高オープンキャンパスが行われました
2014-08-30
朝起きると、雨がしとしと降っていました。
「天気には勝てないなあ…」と、少しだけ落ち込みながら学校に向かいました。
 
自宅から駅まではずっと雨。電車に乗って学校の近くまで来ると、少し小降りになってきました。
「もしかすると、止むかもしれない…」
 
朝の教職員打合せの時間には、雨は上がっていました。
「このまま、10:00~15:00の間は降らないでくれ!」
 
9時過ぎに最初の参加者が来校し、9時半頃からぞくぞくと来校者が増えました。この時はすでに、晴れ間ものぞいていました。
「いい感じだ、あとは暑くならなければ…」
そんなことを思う自分をふり返って、苦笑するのでした。
 
人間は、欲深い生き物だな…、改めてそう思いました。
 
結局、こちらの予想以上に多くの方にご来校いただき、午前中の土曜講座体験、お昼の学食体験、午後のクラブ活動体験は滞りなく終了しました。運動系のクラブもあったのでケガが心配されましたが、大きなケガやトラブルもなく無事終了することができ、ホッとしています。
 
参加者のみなさんに、本校のアットホームな雰囲気を少しでも感じていただけたなら幸いです。この「雰囲気」というのは、外部相談会やパンフレットではなかなか伝わりません。実際に足を運んで、実際の在校生に触れ合っていただかないと感じられないものです。そういう意味で、たくさんの方々にご来校いただけたことは、私にとってもこの上ない喜びです。
 
参加して下さった方々をはじめ、今回のオープンキャンパスに関わって下さったみなさまに、心より感謝申し上げます。
 
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