北豊島中学校・高等学校ではリベラルアーツ教育と英語教育に力を入れ、社会で活躍できる女性の育成を目指しています

学校法人 北豊島学園
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学校長によるブログ

 
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校名「北豊島」の由来
2014-08-29
昨年まで入試広報担当だった関係もあり、校名「北豊島」の由来について、質問を受けることが何度かありました。
 
「北豊島って、北区ですか? 豊島区ですか?」
「いいえ、荒川区なんです」
 
本校が創立された大正15年当時、学校のある一帯は、現在の「東京都」ではなく、「東京府北豊島郡」と呼ばれていました。
 
北豊島郡は、現在の「北区」、「豊島区」、「荒川区」、「板橋区」、「練馬区」の一部にあたるとのこと。
 
本校は「北豊島郡随一の精神教育を中心とした女学校作り」を目指して、「北豊島女学校」という名称でスタートしたのです。
 
「誠実、和敬、温雅」といった三つの校訓にも示されている通り、当時の女子校の主流であった「良妻賢母」を育てるのではなく、「社会で活躍できる女性」を育てるため、「自分自身の良いところ」をしっかり伸ばしながら、「高い教養」と「女子としての躾」をバランスよく身につけることに重点を置いていた…。
 
「北区」でも「豊島区」でもない、「荒川区」にある本校ですが、校名の由来を考えると、創立当時の目標がいかに壮大なものであったかが、改めて感じられます。
 
 
夏期ゼミ
2014-08-28
7月から8月にかけて行われた夏期ゼミ。
今夏、私は高1・2オープン「漢字・漢文ゼミ」と、高3「漢文演習ゼミ」を担当しました。
 
「漢字・漢文ゼミ」は20名以上が参加してくれました。
気合いを入れて、故事成語を題材に「訓読の基礎」と、入試頻出の「重要句形」の整理をしました。
みな真剣に参加していたのはいいけれど、何となくおとなしい。
 
休み時間に廊下ですれ違った生徒に、
「みんな頑張っているけど、なんだかとっても静かだね」と声をかけると、
「違う学年といっしょに受けているから、遠慮しているのかもしれません」という返答。
「でも、○○さんはゼミに出てきた『倦』の字がしっかり読めたね」と褒めると、
「たまたまです。他の人も、読めるのに恥ずかしがって言えなかったのかもしれません」とのこと。
 
高1・2のオープンゼミは校内でも珍しいのですが、大学入試に向けての重要事項を整理するのに、特に漢文などは、学年など関係ありません。
遠慮がちだった参加生徒も、個別に声をかけるといろいろと話してくれました。
きっと、こちらの予想以上に緊張していたのでしょう。
 
一方、高3「漢文演習ゼミ」は大学入試の過去問にチャレンジする形ですが、ゼミ中も活発に発言します。
ふだん授業で教えている生徒たちだから、遠慮もないのでしょう。
 
今後の学習に、少しでも役立ててくれればうれしいです。
 
 
区立中学校校長先生との懇談
2014-08-27
昨日、荒川区立中学校の校長先生方とお話しする機会がありました。公立中学校の校長先生方とお話しすること自体、私にとって機会はそう多くはないのですが、昨日は本校に入学した現高1の新入生の様子や、この3月に卒業して大学に進学した生徒の様子などについてもお話しすることができました。
 
今年、本校に入学した新入生の様子をお話しした出身中学の校長先生は、その生徒のことをよくご存じで、高校で活躍している様子を具体的にご説明すると、驚きながらも、とても嬉しそうに聞いて下さいました。
 
もう一人の校長先生は、足立区内で勤務されている時に本校に入学した生徒のことをよくご存じで、本校のパンフレットに載っている卒業生の様子を見て、私に声をかけて下さいました。その卒業生については、私も2年間授業を担当していたので、大学入試に向けて頑張っていた様子なども詳しくご報告できました。
 
「公立と私立」というと、まったく縁がないように感じる方もいらっしゃると思いますが、本校の場合、公立中学を卒業して高校から入学してくる生徒もたくさんいます。その生徒にとって最も良い進路選択は何かということや、進学先で頑張っているかどうかなどは、公立であろうと私立であろうと、みな同じように気になるものです。
 
具体的にご報告できたことで、お二人の校長先生にはとても喜んでいただけましたし、こういう機会が持てたことは、私にとっても、とてもありがたいことでした。
 
 
東京都私学展にて(三組の卒業生)
2014-08-26
8月23~24日に行われた「東京都私学展」は、都内で行われる相談会としては一番大きな規模で、学校関係者や受験生以外にも、さまざまな方との出会いがあります。
 
今年は、中学再開1期生と2期生の卒業生、そして、それより前の卒業生が、それぞれ子どもを連れて本校ブースを訪ねてくれました。
 
一人は、高校受験の息子さんと一緒にブースを訪ねてくれました。すっかりお母さんになってはいるものの、面影は当時のままといった感じです。今は子育てしながら都内の区役所で働いているとのこと、家事と仕事を両立している姿はたくましく感じられました。
 
もう一人(写真)は中学受験の娘さんと一緒に来場。ご主人の仕事の関係で、しばらくイギリスで過ごしていたそうです。イギリスで日常会話に困らなかったのは、中学時代にネイティブの授業がたくさんあった(当時も週3時間は外国人の授業)おかげだと懐かしくふり返ってくれました。また彼女は、当時私が担任していた隣のクラスにいて、私がほぼ毎日発行していた学級新聞(のようなもの)をコピーして愛読してくれていただけでなく、今でもファイルしているとのこと、なんだかこちらが恥ずかしくなりました。
 
最後に訪ねてくれた卒業生は、高校受験の娘さんを連れて来場。残念ながら、授業を受け持ったことはないのですが、卒業当時の学年主任が相談会に来ていたので、当時を思い出しながら懐かしい話でしばらく盛り上がっていました。その間、娘さんは本校の学校説明を熱心に聞いてくれていました。
 
本校は、卒業生子女や姉妹で通ってくれるご家庭が多いのも特徴の一つですが、こうして懐かしい卒業生がお子さんを連れてブースを訪ねてくれると、お互いに、当時にタイムスリップしたような感じになり、じんわりと温かい雰囲気に包まれます。
 
 
2号館の解体の様子
2014-08-25
1号館につづき、2号館の解体の解体もほぼ終了しました。左の写真は1号館から2号館にかけて、真ん中の写真は2号館のあったところを正面から撮ったもの、右の写真は2号館と、その右側を撮ったものです。
 
先日、受験生の保護者だけでなく、受験生の方もこのブログを読んでくれていることを紹介しましたが、この3月に本校を卒業して、現在は医療系の大学に進学している卒業生がつい先日来校してくれ、「先生、私もブログ読んでいます。もう少し更新頻度を多くしてください。楽しみにしているんです。」などと嬉しいことを言ってくれました。
 
一方で、自分たちが慣れ親しんだ校舎が解体されていく様子は気になるようで、少しずつなくなっていく様子が写真でわかる反面、やはり何となく寂しいと言ってくれる卒業生もいました。
 
解体工事が始まる前の7月、解体工事の噂を聞きつけて何人もの卒業生が来校し、スマホやデジカメでたくさん写真を撮っていた光景が思い出されます。
 
9月以降は、いよいよ新校舎建築に向けての工事が徐々に始まります。今度は、折に触れて明るい話題でご紹介できるのではないかと、楽しみにしています。
 
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