4月から校長職に就き、昨年までとはまるで違う仕事が増えました。面会、業者対応、出張などなど。
でも教師にとっては、やはり「授業」が一番ですね。今年は、中1の古典と高3の漢文演習の授業を担当しています。中高6年間の中1と高3ですから、まさに「入口と出口」です。
中1は2クラスですが、生徒たちは初々しく、授業をしているとこちらも若返るような気がします。たとえ話で話題にする内容が、まったく噛み合わない時はショックですが…。
学習内容が古典(百人一首中心)なので、「初めて知ったことや、授業中に『へえ~ッ』と思ったことは、できるだけお家で話題にして、お父さんお母さんにも教えてあげましょう」と言っています。授業のはじめに家庭で話題にしたかの確認をしていますが、多くの生徒が話題にしているようで、安心しました。
一方、高3「漢文演習」の方はといえば、昨年も授業を担当していたこともあり、授業のペースや、毎回「重要句形」に関する小テストを実施することなどは周知されているので、授業自体はとても進めやすいです。なんと言っても大学入試に向けての演習授業なので、生徒たちも真剣に取り組んでいます。
ところが、高3のある生徒からショックな一言が…。
「先生、なんだか疲れていませんか? 変わったというか、ちょっと老けたような…。」
「そんなバカな! 先生はいつだって元気いっぱいだ!」
と虚勢を張るも、慣れない仕事がたくさん続くと、無意識のうちに表情に出てしまうのかな…と反省しきりです。
ともあれ、来週から前期中間考査が始まります。中1も高3も気合いを入れて授業をしていますが、こちらの気合いが空回りしていないか、生徒の学習状況だけでなく、こちらの指導状況もわかるのがテスト…。テスト結果についてはしっかり分析しながら、自分自身も反省して、今後の授業に生かしていこうと思います。