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学校長によるブログ

 
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高3特別講座とセンター試験
2015-01-20
今日は、高3対象の特別講座「大学入試漢文演習」を行いました。

センター試験が終了したため、今後は、私大文系で漢文を必要とする生徒を対象とした、ピンポイントの特別講座です。
 
一般入試で漢文が出題される大学はごくわずかのため、当然のことながら受講者も少ないのですが、その分、こちらとしてはそれぞれの志望に合わせて対策ができるので、やりやすいとも言えるのです。
 
2時間の講座のうち最初の15分程度は、先日行われた大学入試センター試験の解説を行い、後半は大学入試の過去問演習と解説を行いました。
 
それにしても、今年のセンター試験で高3生は本当によく頑張りました。私に報告してくれた生徒に限れば、漢文に関しては満点だった生徒がほとんどで、満点でなかった生徒も1問だけ間違えたといった状況です。
 
確かに今年の漢文の問題は取り組みやすかったと思います。漢文で満点近く得点できた受験生は多かったのではないでしょうか。授業で扱った内容もよく出ましたが、全国的に見ても、平均点は昨年に比べてグッと上がると予想されます。私は、国語の平均点が120点近くまで上がるような気がします。
 
(と思いつつ、各予備校が発表している予想平均点も念のため確認してみたところ、どこもだいたい119~120点でした。私が予想するまでもないことがよくわかりました。)
 
ただ、本番ともなれば緊張してしまい、できるはずの問題を落としてしまうということはよくある話。そんな中、自分の力をしっかり出せたというのは本当に素晴らしいことです。
 
今後は、それぞれの志望に向けて別々の対策となりますが、引き続きバックアップしていきたいと思います。
 
 
マラソン大会に参加しました
2015-01-17
毎年恒例の「マラソン大会」に、今年は私も参加しました。
 
最終走者に付いて、励ましながら走りましたが、2kmのコースを2周というのは、けっこう厳しいものがありました。
 
1週目が終わろうとする頃、トップを快走していた中3生がすぐそこまで来ているではありませんか。まさか周回遅れになるとは思ってもみませんでした。
 
2週目はコースを逆走し、すべての生徒とすれ違うようにして、励ましのことばをかけながら走りましたが、それぞれの生徒が自分のペースでしっかり走っている姿を目の当たりにして、率直に感動しました。
 
ちょうどコースの半分あたりで最終走者2名と再会し、そこからまた、一緒にゴールを目指しました。
 
最終コーナーを曲がって最後の直線にさしかかり、
「さあ、あと一息だぞ。もう一踏ん張り、頑張ろう!」と言った時でした。
最終走者の二人が最後の力を振り絞って、急にペースを上げて走り出したのです。
 
私はビックリして、「おいおい、どこにそんな力が残っていたんだ!」と言いながら二人に追いつくのが精一杯でした。
最終的に、私が最後にゴールインする形になってしまいました。
 
写真は、ポイント、ポイントで立っていた先生たちといっしょにゴール前の最終コーナーを曲がった時の様子です。(この後、急にペースが上がりました!)
 
ゴール付近だけでなく、何人もの保護者の方がコースの途中で、走っている生徒たちを励まして下さいました。応援にかけつけて下さった保護者のみなさまに、心より感謝申し上げます。
 
私個人としては、明日以降、筋肉痛になっていないことを祈るばかりです。
 
 
冬期特別補習(冬季ゼミ)
2015-01-09
年が明けて1月5日から3日間、高3対象の冬季特別補習「漢文演習」を担当しました。
私以外にも、多くのの先生たちが12月下旬から1月上旬の冬休み期間中に「冬季ゼミ」を担当しています。
 
平常授業は年内にすべて終了し、高3生は卒業考査も終わっているので、来たる1月17日(土)から始まる大学入試センター試験を受験する生徒で、とくに漢文分野を強化したい数名の生徒を対象としたものですので、こぢんまりした雰囲気で行いました。
 
とはいえ、補習では実戦さながらの過去問を15分で解き、その場で重要事項をチェックしたり、入試で頻出の重要句形の確認テストを行ったりと、かなり密度の濃い内容となっています。
 
この時期ともなると、重要事項を一から丁寧に解説するというよりも、既習事項については確認程度にとどめ、できるだけ多くのポイントに触れて習熟度合いをチェックすることが大切です。
 
思わぬところに落とし穴があったり、こちらが予想した以上にできていたりと、なかなか計算通りにはいきませんが、生徒たちは正月早々から必死に取り組んでいました。
 
何はさておき、センター試験を受験する全員が、体調の良い状態で本番に臨めることを祈るばかりです。
昨日からは、高3対象の特別講座(受験講座、教養講座)も始まりました。
 
来週は、私もまた同じメンバー相手に「センター漢文最終チェック」を行い、センター試験後は「大学入試漢文の最終チェック」(受験講座)を行います。
 
 
全校集会
2015-01-08
今日は新年が明けて最初の全学年登校日ということもあり、全校集会を行いました。
今年は「ひつじ年」、そこで集会では「羊」に関する話をしました。
 
「羊」はもともと中国人にとってとても大切にされていた動物で、羊毛から皮、肉、脂肪、内臓、骨にいたるまで、捨てるところがないくらい重宝にされていました。
 
ですから、「羊」が関係する漢字はとても多く、身近なところでは「羊」が「大」(りっぱ)で「美」(これはもともと「立派」、「美味しい」という意味)などがあります。
 
ちょっと難しい漢字だと「羨」(うらやましい)という漢字があります。
これは、「羊」を見て、「欠」(あくび=人が大きな口をあけている)、つまり、人が口をあけて「水」(さんずい)、つまり「よだれを垂らしている」というところからできた漢字です。
 
「あっ、あの羊、立派だなあ…。美味しそうだなあ…、ほしいなあ…」なんて思いながら、よだれを垂らしている人の姿が目に浮かぶような漢字で、実に面白いですね。
 
ところで、「羊」は十二支で「未」と書きます。
もともと十二支は、十二進法の考えを植物の生長になぞらえて十二個の漢字を当てたと考えられており、「子」(=たね)から始まり「亥」(=しっかり実がなること)で終わるようになっています。
 
「未」は8番目で「生長はしているが、まだ成熟していない、未熟な状態」をあらわすと言われています。
 
ところが、中国は広くて人も多いので、漢字が読めない一般の庶民や農民にもわかりやすくするために、十二の漢字それぞれに、誰でも知っている身近な動物などを後からあてたそうなのです。
 
ですから、「未」を「ひつじ」と読むこと自体、もともと漢字の起源からすると無縁だったということになります。
 
でも、「未」という漢字には、まだ完成しきっていないからこそ、さまざまな可能性が秘められていると私は感じます。人の名前によく「未」が使われているのも、そういう期待が込められているのかもしれませんね。
 
 
中学入試説明会にて
2014-12-24
昨日行われた 第1回 中学入試説明会 にて、説明会終了後、何人かの保護者の方とお話しする機会がありました。
 
玄関で見送りをしながら、お礼のことばをかけていたのですが、中でも、ある保護者の方が両親で私の方に近づいてこられ、声をかけてくれた時のことが印象的です。
 
なぜ声をかけてくれたかというと、その保護者のお嬢様が小学校1年生の時に、担任してくれた先生が本校の卒業生であることを「中学校資料」(冊子)をご覧になって知り、とても驚いたということを話してくださるためだったのです。
 
また、そのご家庭のお兄ちゃんも同じ先生に担任をしてもらったことがあるとのことでした。兄妹そろって、本校の卒業生が担任したそうです。
 
お父様が、
「○○先生はとても人気があり、うちの娘は大変お世話になりました。その先生が大好きで、今でも年賀状のやりとりをしているんです」
 
つづいてお母様が、
「なんだか、北豊島がとても身近に感じられました。こんな偶然ってあるんですね」
 
実はその卒業生は小学校の教員をしていますが、小学校だけでなく中学・高校の国語科の教員免許も取得していて、教育実習は本校で行いました。その時の指導教諭が私であったため、話を聞きながら、なんだかとても照れくさくなりました。
 
本校の卒業生たちは、社会に出てからもさまざまな場所で活躍していますが、私などにとっては、自分の教え子が「先生」になりたいと言って、教員として働いている姿を見ることほどうれしいものはありません。
 
今年度は、本校の卒業生が母校である北豊島中高で専任教員として採用されました。
これも、本校にとってとてもうれしいことです。
 
その卒業生(○○先生)には、さっそく私から連絡してみようと思います。
 
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