北豊島中学校・高等学校ではリベラルアーツ教育と英語教育に力を入れ、社会で活躍できる女性の育成を目指しています

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学校長によるブログ

 
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Study Buddy
2014-11-04
本校には、独自の英単語学習プログラム「Study Buddy」(”Buddy”は「相棒」という意味)というものがあります。これは、本校専任の外国人教員が開発した、単語カードの機能を持つWebサイトです。
 
学習した単語を長期にわたって記憶にとどめるために、どの単語をどの間隔で学習すべきか、特別なルールを用いてプログラムされていますので、自分のペースで効率よく単語学習ができます。
 
生徒たちが毎日15分続ければ、1年間に1,000語を学習することになりますが、重要なのはその量だけでなく、それら学習した単語を長期にわたって記憶にとどめ、ずっと覚えていられるようにすることです。
 
本校では、中学段階からこの学習を取り入れていますが、高3生も継続的に学習を進めています。
 
本日、高3の漢文の授業で教室に入った時、クラスに「Study Buddy」を使った学習の優秀者のリストが貼り出されていました。私の授業を選択している生徒も「Excellent」のコーナーに何人も名前が載っていたので褒めたのですが、なんと、現在アメリカ留学している生徒の名前も入っていたのです。
 
「いやあ、驚いたねえ。○○も名前が入っているねえ…」と言うと、
「単語の学習が不足しているからやっているって、言ってました!」と、至極普通の反応がクラスメイトから返ってきました。
「う~む、インターネットってすごいねえ…」と、思わず唸ってしまいました。
 
アメリカにいても、ネットでつながっていると、こういう学習ができるんですね。
その留学生からは、毎月報告書が届くのですが、アメリカでの留学生活に加えて、「Study Buddy」を使って地道に単語学習を積み重ねていることを知り、とても嬉しくなりました。
 
 
教育実習と研究授業
2014-10-30
先週まで、卒業生1名が秋の教育実習(春の実習は4名)で実習を行いました。
3週目になると、これまでの実習の成果を発表するための研究授業を行います。
 
私は出張が入っていたため研究授業を見学することができなかったので、研究授業の前に行われた授業実習を見学しました。
 
緊張している様子はあったものの、生徒を意識しながら一生懸命授業を行っている様子がうかがえ、自分が教育実習した時のことを思い出しながら見入っていました。
 
さて、実習生だけでなく、専任の教員も10月に入り、3名の先生が研究授業を行いました。教科は国語、社会、理科の3教科です。
 
この研究授業は、教科内で担当を選び、それぞれの先生がテーマを持って授業を行い、同じ教科の教員(他教科の教員も見学可能)が見学する中で気づいた点や、良かった点などを共有しながら、教科指導力向上に役立ててもらおうという意図で行っています。
 
今から10年以上前になりますが、私も2回ほど高校の授業(古典)で研究授業を行いました。国語科以外の先生も多数見学に来られ、緊張しながら授業したことを懐かしく思い出します。
 
授業後に、見学に来て下さった先生方に感想や気づいた点を指摘していただくと、自分で気付いている点だけでなく、まったく気付いていなかった点を指摘されたり、予想外の感想をいただいたりして、得るところが多かったと実感しています。
 
今回の3教科による研究授業については、私も見学しました。
私自身が勉強になった点も少なくありません。
研究授業を担当した先生だけでなく、見学した先生にとっても参考になる部分が多かったと信じ、来年につなげていきたいと思います。
 
 
杭打ち工事が始まりました
2014-10-29
前回は「山留め工事」についてご紹介しましたが、今週から、いよいよ杭打ち工事が始まりました。
 
1枚の写真に収まりきらないほどの大きな重機が2台、新校舎建築に向けての杭を打つ作業をしています。
 
どれが杭で、どのように地中深くに打ち込んでいるのか、私にはわからない部分もありますが、とにかく、この大きな重機が学校に搬入される時の様子は感動ものでした。
 
校舎に入るための公道はそんなに広くありません。大きな重機を荷台に載せて、これまた大きなトラックが学校前の道路から校庭に入る時は、まさに数センチの単位で微調整しながらトラックを動かすといった、運転手のテクニックを見せつけられた感じです。
 
誘導員から「あと5センチ、ハイ、大丈夫!」と声がかかり、運転手が大きなトラックを操る様子を目の当たりにして、思わず「プロだなあ…」と唸ってしまいました。
 
 
特別奨学生セミナーにて
2014-10-27
昨日、小6女子対象の「特別奨学生セミナー」を本校で実施しました。
これは、無料の模擬試験で、中学受験の基礎から標準レベルの問題に、本番さながらの雰囲気の中で体験していただけるイベントです。
 
保護者の方も付き添いで来校される方が多く、テストが終わるまでの間、保護者控え室にてお話をしたり質問に答えたり、私にとっても有意義な時間を過ごすことができました。
 
1時間目の国語のテストが始まる前、各教室の様子を見て回ったのですが、開始5分前まではリラックスしている受験生が多かったものの、開始1分前にもなると、見ている私にも伝わってくるくらいの緊張感が、教室内にピンと張り詰めている様子が手に取るように感じられました。
 
そしてチャイムが鳴ると、一斉に受験生の手が動き、解答用紙をひっくり返して名前を書く児童、問題冊子のページ数を確認する児童、それぞれ手順は違うものの、集中して取り組む様子が伝わってきました。
控え室では、テストが終わるまで待っている保護者の方々が…。さぞかし手持ち無沙汰だろうと、できるだけ保護者の方に声をかけるように努めました。
 
中には、昨年から本校にアクセスのあった保護者の方から、「昨年まで、説明会で中心にご説明されていた先生が校長先生になったんですね。びっくりしました。応援しています」と励ましのお言葉を頂戴したり、「先生のブログ、読んでます。2~3日更新されていないと、お忙しいのかなとは思いますが残念です」といったお話まで。
 
以前、小6の受験生までブログを読んでくれていることについて書きましたが、受験生の保護者の方にもこうして読んでいただいていることに感謝しつつ、「ハイ、できるだけ頻繁に更新できるようにします!」とお答えしました。
 
私学には建学の精神がありますから、学校とご家庭とのマッチングが何より重要と考えていますが、受験する、しないは別として、まずは知っていただくことが大切です。
 
この、特別奨学生セミナーは11月、12月と続きますので、また、一人でも多くの方に北豊島を知っていただけたらと思っています。
 
 
「Yumizu-no-gotoku」と「Mattari」
2014-10-26
何のことだかわかりますか。
「湯水のごとく」と「まったり」、どちらも日本語特有の表現です。
 
10/25(土)に、本校主催の「英語レシテーション&スピーチコンテスト」を行い、近隣の公立中学校の生徒12名がレシテーション部門、スピーチ部門に分かれて、それぞれの英語力を発表してくれました。
 
そして、参加者の発表が終わった後、審査結果が出るまでの間を利用して、本校国際英語コース生徒による、デモンストレーションを披露したのです。
 
国際英語コースでは、パソコンを使って英語でプレゼンテーションをする「CALL」(Computer Assists Language Learning)という授業が必修になっています。
 
中学生の発表も素晴らしかったのですが、本校生徒による英語でのプレゼンテーションも立派なものでした。
 
その時の様子が上の写真です。日本語としての語源や使われ方の変遷、そして、どうしてこのような意味で使われるのかといった考察や、そこから得られた発表者独自の見解まで、パワーポイントを使って英語で立派に発表してくれました。
 
グローバル人材の育成が叫ばれる今日この頃、英語による会話力だけでなく、日本人としてのアイデンティティ、自ら考え、まとめて発表するための「発信力」、そして、相手の考えやお互いの違いという「多様性」までをしっかりと受け止めるだけの「受容力」まで、総合的に身につけることの大切さを、生徒の発表を聞きながら改めて感じました。
 
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