北豊島中学校では、前期に1回、後期に1回、保護者対象の授業参観日を設けています。
前期は土曜日を使っての特別授業、後期は日程だけが決まっていて、平常授業の様子を1~6時間目まで自由に参観できるような形式です。
今年の後期授業参観は先週行われましたが、私も中1の授業がある曜日でした。
中1では百人一首の授業を行っていますが、平日にもかかわらず5名の保護者の方が私の授業を参観してくださいました。
特別なことをするわけではなく、ふだん通りの授業を見学していただくという形ですので、百人一首の暗唱テストも当然行います。
今年の中1はしっかり練習してくる生徒がほとんどで、テストはたいてい1回で合格していたのですが、授業参観当日は、生徒の方が緊張してしまったのかもしれません。
いつもは合格する生徒が途中でつまずいて、合格できないケースがちらほら見られました。
ふだん通りの授業を心がけていましたが、私自身も、やはり多少緊張していたかもしれません。なぜか声が上づったりして…。
「あれえ、いつもならほとんどの生徒が1回で合格するのになあ…。」
「先生、やっぱり保護者がいるから緊張しているのかもしれません。」
「そうだねえ。保護者の皆さま、いつもより緊張しているようです。」
保護者の方々も、そんな導入部分を垣間見て、苦笑いするより仕方なかったようです。
それでも、授業中はいつも通り活発に発言する生徒が多く、こちらの予期せぬ質問が出てきたりして、それはそれは、スリルたっぷりの50分間でした。