北豊島中学校・高等学校ではリベラルアーツ教育と英語教育に力を入れ、社会で活躍できる女性の育成を目指しています

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学校長によるブログ

 
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杭打ち工事が終了し、いよいよ基礎工事です
2014-11-20
新校舎の土台を支える杭打ちの工事が終了しました。
 
杭打ち工事の際は、巨大な重機が支柱杭を38mの深さまで打っていました。ものすごい高さのクレーンが、それほど騒音を立てずに粛々と杭を打設している様子は、ついつい見入ってしまうほどでした。支柱杭は全部で30本近く、岩盤層まで打たれました。
 
巨大な重機が2台、フル回転で稼働していた校庭は、重機の撤収(左の写真)によってがらんとしています(真ん中の写真、右の写真)。
 
今後は、校舎建築に使われる大型クレーンを入れるための工事と、新校舎そのものの基礎工事がいよいよ始まります。
 
 
授業参観
2014-11-17
北豊島中学校では、前期に1回、後期に1回、保護者対象の授業参観日を設けています。

前期は土曜日を使っての特別授業、後期は日程だけが決まっていて、平常授業の様子を1~6時間目まで自由に参観できるような形式です。
 
今年の後期授業参観は先週行われましたが、私も中1の授業がある曜日でした。
中1では百人一首の授業を行っていますが、平日にもかかわらず5名の保護者の方が私の授業を参観してくださいました。
 
特別なことをするわけではなく、ふだん通りの授業を見学していただくという形ですので、百人一首の暗唱テストも当然行います。
 
今年の中1はしっかり練習してくる生徒がほとんどで、テストはたいてい1回で合格していたのですが、授業参観当日は、生徒の方が緊張してしまったのかもしれません。
 
いつもは合格する生徒が途中でつまずいて、合格できないケースがちらほら見られました。
ふだん通りの授業を心がけていましたが、私自身も、やはり多少緊張していたかもしれません。なぜか声が上づったりして…。
 
「あれえ、いつもならほとんどの生徒が1回で合格するのになあ…。」
「先生、やっぱり保護者がいるから緊張しているのかもしれません。」
「そうだねえ。保護者の皆さま、いつもより緊張しているようです。」
 
保護者の方々も、そんな導入部分を垣間見て、苦笑いするより仕方なかったようです。
それでも、授業中はいつも通り活発に発言する生徒が多く、こちらの予期せぬ質問が出てきたりして、それはそれは、スリルたっぷりの50分間でした。
 
 
「依存症」に関する講演を聴いて
2014-11-14
本日、第5支部の生活指導部会研修会が本校で行われ、名古屋大学医学部非常勤講師、予防医療研究所代表の 磯村 毅 先生をお招きして、講演をお聴きしました。
 
演題は「知っておきたい今どきの『依存症』」、とくに中高生に関していえば「携帯・スマホ」への依存が大きな問題となっています。
 
依存症に陥ってしまうと、睡眠不足、昼夜逆転、最悪の場合「引きこもり」にまで発展してしまうため、学校にとってもご家庭にとっても深刻な事態になりかねません。
 
「うちの子に限って」と思っていても、気付かないうちに依存症にまで発展してしまうケースが多く、なんといっても「予防」が重要なんだと痛感しました。
 
今回は、大人にとっても無縁ではない「依存症」について、医学の専門的な立場から、依存のメカニズムや対処法についてご講演をいただきました。
 
とはいえ、とくにケータイ、スマホ、ゲーム、LINEなどのSNSについては、学校だけで対処できる問題ではありません。
 
なぜなら、大人から見えにくいところで事が進んでいるからです。テレビも電話も一家に一台という時代を過ごした私にとって、同時代的に経験していないことに大人の立場から関わらなければなりません。これは親にとっても同じことです。
 
以前、ブログで「テレビや電話は一家に一台」の思い出について書きました(9/26)が、改めてこの現代的な問題点について、学校と保護者との協力・相互理解を深めながら、対応していく必要性を感じました。
 
 
ギター発表会と合唱コンクール
2014-11-13
北豊島中学校では、情操教育の一環として、クラシックギターを3年間学習します。
私は楽器が苦手で何もできませんが、中学生たちがギターを弾いている様子を見ると、とても羨ましくなります。
 
中学生たちはギターを習っている成果を、年に1回「ギター発表会」という形で、クラスごとにみんなの前で発表します。当日は、「合唱コンクール」も同時開催で、今年は11月29日(土)に行われます。
 
ギターの場合、中1と中3ではレベルが当然違います。
中1は習い始めて半年あまり、みんなで音を合わせて慎重に弾いているといった感じ。
中2は慣れてきていますから、中1より余裕を持って弾いている感じ。
中3ともなるとさすがですね、堂々と弾いている感じがしっかりと伝わってきます。
 
そんな上達の流れもわかりますので、ギター発表会は、楽器のできない私にとっても、毎年とても楽しみなイベントです。
 
ギター発表会が終わると、引き続き合唱コンクールが行われます。
課題曲と自由曲の二曲を歌いますが、こちらは学年関係なく、しのぎを削るといった雰囲気がひしひしと伝わってきます。
 
北豊島の合唱コンクールは、歌だけでなく伴奏者賞もあるので、二つの楽しみ方ができます。最後は課題曲の全員合唱、毎年心温まる行事です。
 
この行事は、受験生や保護者の皆さまも見学できます。
ご都合がつくようでしたら、ぜひご来校ください。
本校の情操教育の一端をご覧いただければ幸いです。
 
 
広隆寺 木造弥勒菩薩半跏像
2014-11-05
今日から中3が京都・奈良宿泊研修に出かけました。
天候が気になりますが、全員が無事に出発できたことが何よりです。
 
私が中3の時の修学旅行も、京都・奈良方面でした。
奈良だと薬師寺(説法を聞いたような)、奈良公園(鹿の群れ)、大仏(大きい!)などが思い出され、京都だと清水寺(舞台)、二条城(うぐいす張り)、金閣寺(きらびやか)、銀閣寺(地味)、竜安寺(石庭の美しさ)などが思い出されます。
 
中でも一番印象に残っているのが太秦にある広隆寺。
国宝第1号に指定されている 木造弥勒菩薩半跏像(もくぞうみろくぼさつはんかぞう)を見た時、中学時代の私はしばらく見入ってしまい、後ろから「早く動いてくれ」とせかされたことを覚えています。
 
大人になってから、ある日突然思い出し、テレビのCMではありませんが「そうだ、京都へ行こう!」と、休日に一人で新幹線に乗って京都へ行き、15年ぶりに広隆寺の木造弥勒菩薩半跏像と再会したことがあります。
 
右足を左の膝に載せて、右手をそっと頬に当てるような仕草、そしてうつむき加減に思索にふけるような半跏思惟像で、かすかに微笑んでいるように見える表情が何ともいえず美しいのです。
 
仏像に興味を持ったことはないのですが、広隆寺の木造弥勒菩薩半跏像だけは例外だったようです。15年前に見た時と同じ感動だったかは別にして、一人でゆっくり時間を過ごしました。
 
そんなことを思い出しながら、昨日の結団式で生徒に話した後、しみじみとした気分になりました。
なかなか自分の自由な時間は持てませんが、また久しぶりに広隆寺の木造弥勒菩薩半跏像にお目にかかりたくなりました。
 
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