本校では10年ほど前から、荒川区選挙管理委員会のご協力のもと、ホンモノの記載台と投票箱をお借りして、生徒会役員選挙を行っています。
とくに今年は例年以上に、大人が経験する「ホンモノの選挙」に近い形で実施されました。(下の「1.」と「3.」が初めての内容です)
1.選挙前に荒川区選挙管理委員会からの講演
18歳選挙権が実現した経過や選挙の歴史、影響、SNSを活用した際の選挙違反に関わる留意事項など、生徒たちにとって参考になるお話を聞くことができました。
2.立ち会い演説会終了後、体育館にて投票用紙を受け取る
推薦人と立候補者による演説が終わり、第一体育館で投票が始まります。学生証を提示して投票用紙を受け取った生徒たちは、記載台で投票用紙に書き込みます。
学生証を携帯していない生徒は投票用紙を受け取れないため、本人確認の上、担任から仮身分証を交付してもらわなければなりません。
3.立会人、投票管理者も来校(今年度初めて)
荒川区から来てくださった立会人、投票管理者が見守る中、生徒たち一人ひとりが投票箱に一票を投じます。
実際に行われている選挙同様、緊張感のある中で投票が行われました。
私自身が感じたことは、18歳選挙権についての講演会があったことで、例年以上に選挙についての理解が深まったのではないかということです。
実際に、高校在学中に投票する生徒も出はじめることから、選挙を身近に感じることができたのかもしれません。
また、立候補者それぞれの演説も熱が入っており、創立90周年という節目を迎えた今年を意識した生徒会活動にしていこうという意気込みが強く感じられました。
今年は昨年と違い信任投票という形になりましたが、生徒会役員に信任された生徒たちは、今週末の認証式を経て、本格的に生徒会活動をスタートさせます。
昨年度の生徒会役員は、新校舎建築に伴う工事の関係で制約の多い中、工夫しながら諸活動に取り組んでくれました。
その努力が、今年の生徒会役員に立候補した生徒たちにとてもいい形で影響を与えていることが、演説を聞いていて感じられました。
先輩たちが残してくれた足跡を土台にして、今年生徒会役員となったメンバーと、生徒たち一人ひとりの活躍に大いに期待したいと思います。